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カテゴリ:ジェンダーのこと
  • グローバルスタンダードなバレンタインデー
    [ 2012-02-15 19:03 ]
  • 変わっていくインドと変わらないインド
    [ 2011-09-14 03:56 ]
  • 本当は学びたいスラムの女の子たち
    [ 2011-09-13 04:43 ]
  • インドで私も考えよう
    [ 2011-09-12 02:50 ]
  • 世界人口70億人:インドの女の子の運命
    [ 2011-09-06 19:32 ]
  • 国際女性の日に願いを込めよう
    [ 2011-03-08 21:35 ]
  • FGMのこと:女性は力強く美しい
    [ 2011-01-05 17:17 ]
  • 女性の地位は向上しているか in NY
    [ 2010-02-28 14:49 ]
  • 北京会議から15年「ジェンダー無気力状態??」
    [ 2010-02-19 02:25 ]
グローバルスタンダードなバレンタインデー
昨日はバレンタインデーでしたが皆様いかがお過ごしでしたか。
もちろん私はパートナーと楽しいディナーでお祝いしまして、ラブラブな夜を過ごしました!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

さて、今日は相変わらずうかれておりますので、1日遅れのバレンタインデーネタを書きたいと思います。


昨日グーグル検索をしようとした人は思わず検索ページのグーグルのロゴにあった動画をクリックした方も多いですよね。男の子が女の子のハートをつかむために必死に花やチョコレートのプレゼントをしますが、女心が難しすぎて悪戦苦闘するという内容。



日本ではバレンタインデーは女の子が男の子に愛を告げるために頑張る日ですが、日本以外のほとんどの国では男の子が女の子に愛を告げるために頑張る日なんですよね。日本はどうして逆になってしまったのかわかりませんが、そろそろグローバルスタンダードに戻してもいいのではないかしら。

何を隠そう、私も長年生きていれば、バレンタインデーにバラの花束をもらったりロマンチックなディナーに誘われた甘い想い出の一つや二つあります。(けして妄想ではない)。
ですが、時は2012年の日本ですから、今年は甲斐甲斐しくチョコやクッキーを手作りにしてみました。大騒動をした割にぱっとしないものができましたが、彼が目の前で頑張ってパクパクと食べていたので形的には成立したのだと思います。ちなみにのろけますが、私の彼はグローバルスタンダードな方でバレンタインデーもそうでない日も日々常に愛情を表現してくれます。(*^ー^)v イエーイ 私は幸せ者♪ (今だけだという噂もあるけど)

調べてみたら日本でも、バレンタインデーを男性から女性へ花束を贈る日にしようという動きも始まっているみたいですね。
http://www.flower-valentine.com/ 

日本も海外と同様、バレンタインデーを男の子から女の子に愛を告げる日にすればもっとカップルが生まれやすくなるし、つきあっているもしくは結婚しているカップルは愛を深めやすくなるのではないかと思います。だって、女性からチョコレートをもらうより、男性から愛を告げられる方が絶対にロマンチックだと思うからです。長年結婚していれば、なおさら、突然夫から花束やディナーのプレゼントがあったらより愛が深まると思います。

というわけで今日からバレンタインデーのグローバルスタンダード化を推進したいと思います。きっと少子化対策、高齢化対策にも寄与するに違いありません。応援する方は「いいね!」をボタンがないので心の中で押しつつ実践してください。

少子化、高齢化と言えば、1月末から新聞をにぎわしている、日本の人口統計のニュース。とうとう35年後には一億人を割るそうですね。2060年には3割減で8600万人程度、高齢者が4割になるそうです。つまり私が高齢者になっている頃に日本ではほぼ2人に1人が高齢者ということになります。私も未婚、未出産でその原因の一端を担っているのですが。。。

いくつかの記事は4年連続で合計特殊出生率が2を上回ったフランスを引き合いに出し(日本は1.39)、その理由は「育児と仕事の両立のしやすさ」「手厚い出産奨励策」と書いています。

毎日新聞2012年1月24日
http://mainichi.jp/select/world/news/20120124ddm007030182000c.html

ダイヤモンドオンライン「出口治明 の提言」2012年2月7日
http://diamond.jp/articles/-/16007?page=2

ただし、働く女性への支援だけでは、既に出産可能年齢(15~49歳)の人口自体が減っている日本では難しいみたいです。移民政策なども今後の高齢社会対策の鍵となるでしょうね。

今朝、知人が朝日新聞に冨永愛さんのインタビュー記事が出ているよと教えてくれました。パリ・コレのランウェーに7カ月の息子と出た話、今の国際協力の活動も息子が生まれたことが活動のベースになったことなど書かれていました。出産が働く女性の足かせになるのではなく、新しい世界を見つける転機となる社会になったらいいです。

先日のブログにも書きましたが、世界経済フォーラムが発表した2011年のジェンダー・ギャップ指数(男女平等指数)、日本は135カ国中98位でした。これは先進国では最下位。長寿項目では1位なのに、雇用機会・経済活動項目で100位、政治参加で101位であることが要因だそうです。バレンタインデーだけではなく、ジェンダー・ギャップもグローバルスタンダードを目指していかないといけません。

さて話はバレンタインデーに戻りますが、かつてうら若き私がもらったバラの花束の色は淡いピンクでした。
調べてみると、グローバルスタンダード的なバレンタインのバラは、赤がI love you、黄色がfriendship、ピンクはthank youを意味するそう。

http://landscaping.about.com/cs/rosebushes/a/rose_colors.htm
http://honeymoons.about.com/cs/valentinesday/a/Valentine_Roses.htm

つまり、あれは義理チョコならぬ義理バラだったのね。。。(,,-_-)



by joi-waka | 2012-02-15 19:03 | ジェンダーのこと | Trackback | Comments(0)
変わっていくインドと変わらないインド



昨日のブログにメールなどでコメントしてくださった皆様ありがとうございました。
やっぱり女子の差別って日本だと理解しがたいというのが大半のようですね。
日本の先人たちが今のインドのように苦労して変革をもたらしてくださったことに感謝しなければならないですね。

今日はムンバイから車で二時間半ぐらい北にある稲作の村を訪ねました。インドの農村の女性たちがどのような境遇に置かれてどういう問題をかかえているかを見聞きしてきました。


今日もどの家でもものすごーく美味しいチャイが出てきました。おかわりしてもいいぐらい美味しいのでついつい飲んでしまいますが、昨日のスラムでの取材同様、トイレに行きたくなり危険です。

本日5杯目のチャイ@インドの農村の家


今回は極秘ミッションなので取材内容についてブログに書くことができないのですが
どうにかして誰かに知らせたい、と思うほど衝撃を受ける経験をしてきました。
気持ちが熱いうちに書きたいのが山々ですが10月末もしくは11月ごろ、解禁になったら
書きたいと思います。


さて、取材内容に触れることができないので、それ以外のことを書きたいと思います。

今日取材に同行してくれたのは、IPPFインドのシバジさん。
年齢を聞きたかったのだけれど、聞くと自分も聞かれるので聞けませんでした。(・・);
多分同じぐらいかな?それとも私より若かったりして。
インドの男性はみんなひげを生やしているので年齢不詳。自分より年に見えてもたいがい若かったりします。


シバジさんは結婚して6歳の男の子と2歳の女の子のお父さんです。
インドの女性の健康と権利のために、IPPFインドというNGOに就職し、草の根で活動をしています。

昨日のムンバイのスラムでも、今日の農村でも、女性の地位の低さが話題に上り、そのために女子教育や親の意識の改革、男性の参加などが必要だという話を聞いてきましたが、どこに行ってもそれを実践している人に出会うことができません。「だって女の子は結婚したら他の家に行ってしまうでしょう。うちの財産は持って行ってしまうしいいことがないんですよ。」そして、みな口をそろえて、「時間がかかる難しい問題」と言います。

そんな環境の中、シバジさんは男性であるにも関わらず、女性の健康と権利にかかわっているのでとても不思議。日本でもそんなに意識の高い男性はなかなかいないものですが、インドのこの状況でどうやってこの仕事に就こうと思ったのかしら。素朴な疑問をぶつけるとシバジさんはニコニコして答えました。

「僕だって全然知らなかったんだよ。今のNGOに入って女性の健康や権利について知って、自分の家でまずやってみることにしたんだ。そしたら僕のまわりが次々に健康になり平和になっていった。妻だけでなく、母親や義姉妹たちもどんどん幸せになっていくのが実感できた。彼女たちが知識を身につけ、自分の意思を持つことは僕にとっても利益をもたらすことだとわかったんだよ。このことをもっと多くの男性に知ってもらいたし、そしたらインドはもっとよくなるはずだと信じているんだ。」

なるほどねー。でもシバジさん、そうは言ってもインドではいずれにしても女性は家に入る身でしょ。世の中には自由な意思があることを知って、逆に不憫に思わないかなあ。

「僕はね、娘にも息子にも自分で自分のことを決めて欲しいと思っている。インドでは結婚相手は親が選ぶけど、僕はそうしたくないんだ。これから色々なことを学んで自分自身の意思で選んでほしいと思っている。僕は遊牧民の家に生まれて、この家系で初めて大学院に行った身だし、もちろん親は僕の結婚相手を選んだけど、僕は弟に自分で選びなさいと言った。僕と妻はそれぞれ自分のことを頑張っているし、これからのインドはもうそれがあたりまえの時代にならなければいけない。もし誰かに正しいことを教えたければ、まず自分の家の中で実践しなさい、と言うだろう。そうでなければ説得力を持たないんだ。」

今日本ではインドと言えば、ITインド、BRICSのインド、大富豪のインドというイメージが定着しつつありますが、まだインドの平均年収は30万円程度。資産一億円を超える富裕層が12万7千人もいるというデータがありますが、人口12億人のインドの中ではただの0.01%に過ぎないのです。カーストや男女差別の問題が根強い中で、経済の発展が必ずしもすべての人の生活に影響を及ぼしているわけではないようです。
それどころか、富裕層ほど男女の産み分けが増加している(超音波や中絶の医療に手が届くため)とか、経済の発展とともにダウリー(女性の結婚持参金)が高額になっているという問題があり、貧富の差と年と農村の格差、男女の差に拍車がかかっているようです。

「今はインドはトランジッション・ピリオド(変化の時)なんだよ。」
そう言うシバジさんの飲むチャイは6杯目。


「ワカ、出されたチャイは飲まないといけないよ。村人と座って出されたチャイを飲んでジョークを言って笑えば、こちらの話を聞いて新しい価値観を受け入れてくれるんだよ」

というわけで6杯目のチャイで村での3回目のトイレ。


そして昨日から解決していない、ズボンを濡らさないトイレの手桶の使い方、誰かコツを教えてください。

これが問題の手桶↓


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by joi-waka | 2011-09-14 03:56 | ジェンダーのこと | Trackback | Comments(4)
本当は学びたいスラムの女の子たち
今日はムンバイの北部にあるスラムの女の子の家に行きました。
IPPFインドというインドで女性の健康と権利を支援するNGOに案内してもらいました。





ムンバイは2008年にアカデミーショーを受賞したスラムドックミリオネアの舞台となった場所。

女性の地位が低いインドの中でも、スラムに生きる貧しい階級の家庭では女の子たちは脆弱な立場におかれています。

何人かの女の子の家を訪れましたが取材内容は事情によりまだ公開することができません。10月になったらまとめてレポートしたいと思います。



今回の取材でどの家におじゃましてもまず出てくるのはチャイでした。家によってそれぞれ違った香辛料が入っていてとってもおいしい。見た目以上にミルキーでスイートで何杯でもいけちゃいます。3軒以上訪問するときは要注意。なぜならどの家でも決してチャイを断ってはいけないそうです。だからトイレのないスラムではかなり厳しい状況に追い込まれます。(汗)

お昼はインド人のスタッフ、シャマラが持ってきたお弁当を分けてもらいました。
チャパティのようなものにキャベツなどの野菜を和えたり、炒めたりしたものをくるんで食べます。辛くておいしー。だんだん右手だけでナンやチャパティをちぎることも慣れてきました。(左手はお尻を洗う手だからご飯のときは使えません。)


ちなみにトイレはどこもトイレットペーパーがありませんが、かわりに水の入ったバケツと手桶があります。
おしりを洗ってね、ということです。これが何度やっても慣れません。すぐにズボンが濡れてしまいます。
どうやったらいいのか誰か教えてください。

さて、話はスラムに戻りますが、スラムの女の子たちは中学生になった頃、教育をあきらめる子どもが多いそうです。理由は、兄弟の面倒を見なければならない、費用が賄えない、授業についていけない、などがあります。スラムの女性は栄養が不足していたり衛生状況が悪かったりで病気になる人が多く、その場合小さな子どもの面倒は娘がみることになるそうです。費用がかかるというのは学用品など。(教育自体は無料。)授業についていけない のは、勉強をサポートしてくれる環境がないからだそうです。

学校に通わない女の子たちは16歳ぐらいで結婚します。(法律では18歳以上じゃないと結婚できないはずだけど)
教育がないまま、妊娠、出産を繰り返し、衛生状況、栄養状況の悪い中、病気になったり命を落としたりします。だからそのまた娘たちが学校に行かずに幼い兄弟の面倒をみることになるのです。

学校に行けなくなる女の子たちも本当は勉強したい。だからいくつかのNGOが彼女たちの学びを無料で支援しています。
これは、保健センターなどで補助スタッフとして活動できるようになるための就労トレーニングの様子。全員学校をドロップアウトした子どもたち。女の子でも学ぶことができるし、働いて社会の役に立つことができる、ということを教えているそうです。



私が色々とシャマラに質問していると逆にこう聞かれました。
「あなたの国では女の子は差別されていない?女の子だから教育を断念するってことはないの?」
んー、正直そんな話聞いたことがないです。私は九州のかなり田舎の出身だけど、私の学校では進学するのは女の子のほうが多かったし。
「多分今でも田舎ではそういう考え方があるかも知れないけど、田舎ほど女の子のほうが進学率が高いということもあったりします。」
実際のところどうなんだろう。日本でもいまだに教育分野で男女差別があったりするのかな。理系に進むのは男性が多いとか、短大は女性が多い、などの現象はいまだにあるかもしれないけれど、学びたいのに女性だから学べない、というのはないような気がします。こちらもトイレの手桶の使い方と同様、どなたか知っている人いたら教えてくださいな。

スラムの女の子たちが持ち得ない機会を、私は存分に享受していたにも関わらず真面目に学んでこなかったな、などと反省しつつ、自ら学ぶためにここに足しげく通う少女たちに感銘を受けた一日でした。

一日の終わりに、同行してくれたIPPFインドのスタッフ、シャマラとバンダナにお礼。日本から途上国の女の子を支援するためのチャリティーアイテム、チャリティーピンキーリングを持ってきたのでプレゼントしました。
「全ての女の子が教育を受けられますように」のピンクブルーと「全ての女の子が安全に出産できますように」のオレンジイエロー。


(掲載写真は全てoshioが撮影しました)

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by joi-waka | 2011-09-13 04:43 | ジェンダーのこと | Trackback | Comments(4)
インドで私も考えよう
無事ムンバイに到着しました。


二日目で早速リキシャに乗ってみました。
小回りがきいて渋滞の中をするすると抜けてなかなか気持ちよかったです。(^-^)

3キロくらいで30ルピー。(55円)

今日はガネーシャ(ヒンドゥー教の神様)のお祭り最終日で街中祭りの装飾でキラキラ、街ゆく人もお祝いムードです。(=´∀`)人(´∀`=)
ガネーシャ⇩

行きの飛行機の中で朝日新聞のインドに関する連載記事を読み漁りました。朝日のS記者がインドに行くならばと前日にFAXしてくださった「ガンジーの国は何処へ」全15回。記事を読んで、いかに多くの日本人がインドに赴き、魅了され、人生観が変わり、インドと共に生きる道を選んだか知りました。

ヒマラヤ遠征、出家、紅茶の買い付け、反核、子ども支援、震災。きっかけはそれぞれだけど、皆インドで悩みインドで新たな生き方を見出しています。

今回のインド出張で私も人生観が変わったりするのかな。最近私の身の回りも色々と変化があり、何だか絶妙なタイミングではある気がするけれど。

昨年中村安希さんの「インパラの朝」を読んだ時、いつか人生の岐路に立った時インドに行くような気がしてました。 こんなに早く来るとはね。インドで私は何を思うかな。二週間の旅の終わりにぜひ書いてみようと思います。お楽しみに。o(^▽^)o

さて今日の収穫。

夕飯は大好きなチキンティッカマサラでした。


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by joi-waka | 2011-09-12 02:50 | ジェンダーのこと | Comments(0)
世界人口70億人:インドの女の子の運命
今年は世界人口70億人に達する年として世界各地で人口に関する様々なイベントが開催されています。

その一環で私も来週からインドで人口問題と女性の地位に関する取材で、IPPFという国際NGOに2週間同行します。インドは現在人口12億、世界の17%の人口を誇り、2030年には中国を抜いて世界一の人口になると予測されています。

その取材の中の中心となるテーマの一つが「男女の産み分け」の問題。取材を前に色々な文献を調べていますが、調べれば調べるほど心が重くなるテーマで、現場でその状況を受け入れることができるか正直自信がなくなっています。

「産み分け」というのは難しい言い方では「女児胎児の選別的中絶」と言いますが、つまり女の子が生まれるとわかったら中絶して、できるだけ男の子が生まれる確率を高めるというものです。

©IPPF/インド/ピーターケイトン

インドでは特にヒンズー教徒に多いのですが、男の子は「価値の高い財産」、女の子は「負債」とされています。女の子は結婚の際に「ダウリー」という持参金を支払う必要があり、これがとっても高くつきます。
現代社会では車や電化製品や現金が主流で、払えない家庭はローンを組むのだそうです。昔は鍋や家具など嫁入り道具のようなものだったのですが、消費社会化によって、近年高額化してしまったのだそうです。

女の子は「ダウリー」でお金がかかってしょうがない上に、結婚すると他人の所有物になってしまうと考えられています。
日本にもかつてあった「家制度」のように、「女性は男性の家に入り男性の家の娘になる」という概念がまだ根強く残っているためです。
そのため、女の子を育てるのは「隣の庭の植物に水をやるようなものだ」と言い、栄養や教育も男の子に比べ与えられる機会が少ないのだそうです。

また、女の子を産んだ女性は「かかあ殿下だから女を産んだ」とされ、男性は「息子をつくることができないから本物の男ではない」と笑い物になり、男性は離婚して別の女性と再婚する可能性すらあるそうです。

そのような苦しみを味わうくらいならば、と女性たちは性別検査を行い女の子を中絶してしまうのです。

結果的に、今年行われたインドの国勢調査で6歳以下の子どもの男女比が男:女=1000:914となってしまいました。

「女の子はいらない」 子供の男女比過去最悪に インド
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110523/asi11052321310005-n1.htm


この男の子を好む傾向は昔から根強くあるものですが、近年性別検査が技術的、経済的に可能になってから急速に加速したそうです。
そして、結婚する女性が足りないため、女児の誘拐、人身売買、一妻多夫制が行われています。
誘拐、人身売買は遠く離れた州から連れて来られることが多く、22の公用語と2000以上の方言があるインドでは、つれて来られた女性は脆弱な立場に置かれてしまうのだそうです。

この最悪の状況を改善するため、性別のための中絶は禁止され、ダウリーも禁止されましたが、状況は全く良くなりません。

数ある人口問題や妊娠・出産を取り巻く問題の中で「産み分け」の問題はとても複雑です。産み分けのために中絶を行っていた医師に違法なのにどうしてやるのか問いただしたところこう答えたそうです。
「女性を助けているのです。もし女性が娘を望んでおらず、息子を産むことができなければ、夫や姑に殴られ、離婚され、捨てられてしまうかもしれません。」

目を伏せたくなるけれど、向き合っていかなければいけない問題。
女の子の地位をめぐる問題はアジア全体の共通の課題でもあります。


©IPPF/インド/ピーターケイトン

出典:「インドの産み分けの背後にあるもの」ジョツナ・グプタ

IPPFとジョイセフは女性たちの性に関する健康と権利(sexual reproductive health and rights)を推進するため活動をしています。

↓インド行きまであと4日↓
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by joi-waka | 2011-09-06 19:32 | ジェンダーのこと | Trackback | Comments(0)
国際女性の日に願いを込めよう
先週ザンビアから帰国しましたが、ブログアップできませんでした。すみません。

さて、今日は国際女性の日。

ジェームズ・ボンドと「M」が女性の日のメッセージを世界中に送ったってニュース見ました?



世界中が女性の日で沸いている今日、各地で女性の日に願いを込めてたくさんのイベントやキャンペーンが行われたみたいですね。


ジョイセフもせっかく女性の日ということで、1日1000人の女性が妊娠や出産で亡くなっていて、その99%が途上国で起きているという現状を多くの人に知らせたい!と企業さんとコラボでプロジェクトを立ち上げました。

今日は2本のプロジェクトが同時に立ち上がって、記者会見やリリース、取材の電話対応など、予想以上に大変なことになっています。


一つ目は、今日のNHKニュースでも取り上げられた
「チャリティーピンキーリングプロジェクト」 

リングの色に願いを込め、女の子から女の子へ届けるのがコンセプト。
電通のギャルラボとジョイセフのコラボプロジェクトです。

電通さんがすごーく素敵な動画をつくってくれました!ぜひ見てみて!
こちらからが見れます「小指に願いを込めてください」

どうしてピンキーリングなのか。
彼氏とつながるのが薬指ならば、世界とつながるのは小指(ピンキー)。
リングをつけることで途上国の女子とつながる、そんなメッセージが込められています。
ピンキーリング350円のうち100円がジョイセフを通じて途上国の女性の支援に使われます。

女性の日もうひとつのキャンペーンは
「1000人のお母さんを守るプロジェクト」
こちらはエキサイト株式会社さんとのコラボプロジェクトです。

エキサイトさんがとっても優しいサイトを立ち上げてくださいました。
http://whiteribbon.excite.co.jp/


どんどん一緒に頑張れる仲間が増えています

私のチャリティーピンキーリングの色はひみつ。。↓
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by joi-waka | 2011-03-08 21:35 | ジェンダーのこと | Trackback | Comments(2)
FGMのこと:女性は力強く美しい
みなさん、明けましておめでとうございます
そして、最近全然更新できていない、グダグダブログをいつも読んでくださってありがとうございます。

冬休みにとても力強い映画を見ました。

現在、新宿武蔵野館で公開されている映画「デザートフラワー


ソマリアの貧しい家庭で生まれた少女が世界的トップモデルになるシンデレラストーリー。
実在のモデル、ワリス・ディリーさんの衝撃の過去を映画化しています。
現在スーパーモデルとして活躍するエチオピア出身のリア・ケベデさんが主演です。
実際にロンドンでの路上生活のシーンなどはリア・ケベデさんにホームレスの生活をさせ、隠し撮りをしたというほど、リアリティにこだわった映画となっています。


そしてその中に隠されたテーマ「FGM:女性性器切除」
アフリカを中心に2000年以上行われている因習で、現在も約1億4000万人が犠牲になっています。
純潔や貞操を守るため、女性の女性外性器の一部あるいは全部を切除する手術ですが、麻酔も使わず伝統的で不衛生な状況で行われ、切除の際に出血多量などで死ぬリスクがあります。また、女性外性器を切除した後縫合し、結婚の際に再度夫が切り開くという地域もあります。多くの場合結婚の条件とされ、切除、縫合していないことで、結婚できない場合もあります。

妊娠・出産の健康にもとても深い関係があります。切除後、生き残っても重い障害が残り、出産の際に赤ちゃんがなかなか出て来ず、難産で命を落とす母親たちもいるのです。

ワリスさんは、トップモデルとして有名になり、マリ・クレールのインタビューを受けた際に自身が幼少にFGMを受けたことを告白し、知られていなかったFGMを世界に知らしめ、それがきっかけとなり、世界中にFGM廃絶運動が巻き起こります。彼女自身もFGM廃絶の国連大使となり、様々な機会に廃絶を呼びかけます。

映画の中では華やかなモデル界のシーンの合間に、あまりにも痛々しい性器切除がしっかりと描かれ、そのギャップに衝撃を受けますが、見終わったあと、とてもすがすがしいパワーをもらえるポジティブな映画です。

女性はとても力強く美しい。できるだけ多くの人にこの映画を見てもらいたい。
まずは知ることからだなーと思っています。

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by joi-waka | 2011-01-05 17:17 | ジェンダーのこと | Trackback | Comments(0)
女性の地位は向上しているか in NY
昨日はNYは大雪でしたが、今日は青空でした

今日は一日、世界中から集まった、パワフルな女性たちに圧倒されてました。

来週3/1から始まる国連女性の地委員会(CSW)のための事前のNGO会議があったのです。CSWにできるだけNGOの意見を反映させるための会議です。

私はどちらかというと集団の中ではひっそりと間をすり抜けながら生きるタイプの人間なので、強い女性が目の前に2,3人いるだけで、タジタジしてしまいます
それなのに、この会議には世界各国のより抜きの強い女性たちが集まるのですから、それはもうすごいことになっています。
↓会議のあったニューヨーク・サルベーション・アーミー

今回のCSWは歴史的な北京女性会議から15年、15年間のうちに女性を取り巻く環境がどう変わったかを議論する場なのでとても重要な会議です。だからより抜きのより抜きが普段より気合100倍ぐらいにして集まっています。

パネルI:世界のこれまでの女性会議が達成してきたこと
パネルII:、今日の女性の状況:男性社会で生きる人々、暴力のこと(物理的な、精神的な)、健康のことなど

会議に出てわかったことは、女性たちが訴えている問題が、想像を絶するほどの状況であるということ。
9歳から強制的に結婚させられるとか、10人以上出産しないといけない、でも病院はないとか、学校に行かせてもらえないとか、自由に外出できないとか。


女性の権利の多様性についても議論がありました。西欧的な女性の権利を伝統的な女性の価値観がある地域に押し付けるのはどうなのか、ダブルスタンダードが必要なのでは?という意見でした。

この意見にはパネリストのイランの女性(Mahnaz Afkami, Women's Lerning Partnership of Rights, Development and Peace)が答えました。
「ひとつだけわかっていることは、世界中のどこを探しても、暴力をふるわれたい、自由を奪われたい、人権を否定されたいと思っている女性はいないということ。
問題は「選択肢」がないこと。西欧、非西欧、どちらがいいとか悪いとかではなく、彼女たちに選択肢がないことが問題なのです。」

また、アラブの参加者の一人が声高に訴えていたのは「本当に聞かなければならないのは、ここに来れない人たちの声です。女性の外出が許されない、教育が許されない、旅費などの経済の自由がない。その人たちの状況を会議に訴えたい。」

他にもこんな批判も。
「若い人たちはどこにいるの?虐げられている少女たちのことを話すのであれば少女たちの声を聞くべきでは?若い人たちをパネルに入れてほしい。この歴史的な会議で決定されることが左右するのは、彼女たちの未来なのだから。」


***
「女性」と一言で言っても本当に多様なので、たった2週間の会議で限られた出席者の中でどれだけの具体的な解決策が出されるのかはわかりません。でも、もし、苦しんでいる少女たちの声なき声がこの会議を通じて世界に発信することができるのであれば、それは重要なことだと思います。


会議のあとは、イギリスの国際NGO、IPPFからの参加者とディナーに行きました。アメリカで行われる会議であることもあり、スペイン語圏の人が多くて会話が半分以上スペイン語でした。学生時代にスペイン語もっと真剣に勉強しとけばよかったなー。

帰りに明日からの食糧を購入。明日はIPPFの事前準備会議に出ます。

そう言えばい、ワカの公式ツイッター開始しました。
waka_joicfpで見つけてください。

チリでM8.8の大地震ありましたね。心配ですね。日本は津波は大丈夫かな。

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by joi-waka | 2010-02-28 14:49 | ジェンダーのこと | Trackback | Comments(4)
北京会議から15年「ジェンダー無気力状態??」
先週、インビクタスの記事で、90年代(私の思春期。年齢ばれるってば。)に世界は大きなうねりで変えられる!という出来事がたくさんあった、という話を書きましたが、北京女性会議もその一つでしたね。1995年のことです。

北京会議までの女性会議では、常に途上国と先進国の女性は対立してきました。同じ女性でも、先進国と途上国の女性に大きな差があり、両方の問題を「女性」という枠で議論すること自体に無理がある!という途上国の女性からの反発でした。

経済的豊かな女性たちの女性の地位向上の問題と、基本的人権すら手に入れることのできない貧困の女性の問題は全く次元が違うというわけです。

それまでの様々な途上国と先進国の女性たちの議論を踏まえ、北京会議では「女性への暴力」、「女児」の問題などが議論され、「北京行動綱領」という今後取り組むべき指針が採択されました。

あれから15年。

来月ニューヨーク国連本部で「北京+15」の大きな国際会議、CSW (United Nations Commission on the Status of Women)が開催されます。世界中から各国の関係閣僚、NGOなどが終結します。日本からも代表団が送られます。ジョイセフからもワカとoshioが参加予定です。

今日、その準備として、 福島瑞穂消費者・少子化担当相、外務省政務官、各関係省庁とNGOとの意見交換会がありました。

福島大臣は「福島さんが大臣の時、変わったよね」と言われるように頑張りたい、と意気込みを語っていました。


あ!そう言えば、議論の中で、「ジェンダー無気力」という言葉が出てきました。70s、80sに女性の地位を向上させるために頑張ってきた女性たちの子どもたちは、全くジェンダーに関心がなく、「ジェンダー無気力世代」なのだそうです。会場の中で、その世代が私とoshioの二人だけだったので、ちょっと肩身が狭かったです。

確かにふと自分を振り返ってみると、そうかも知れない!と思いました。母たちが通ってきた、つらく苦しい、でもパイオニア精神がいっぱいの人生は今の私たちにはないような気がします。「普通に生きれればいい。」みたいな。「目立ちたくないな」とか。何だか「何かが変わる!変えられる!」というワクワクするエネルギーがしぼんで行ってしまっているようなかんじです。

あんまり物議をかもしたり、チャレンジしたり、反発したりするのめんどくさいな、みたいな感じです。
あれ、そういえば、國母選手は無気力世代とはちょっと違いましたね。

そうそう、國母選手メダルこそなりませんでしたが、大健闘でした。素晴らしい!

内閣府からの帰り道、首相官邸をちら見して、ついでに写メ撮ってみました。
鳩カフェ行ってみたいなあ。


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by joi-waka | 2010-02-19 02:25 | ジェンダーのこと | Trackback | Comments(4)