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ワカのサンキューブログ
カテゴリ:世界の仲間たち( 39 )
ISISの人質となっている後藤健二さんのこと
ISISの人質となっている後藤健二さんをテレビで見て驚き、心配しています。私は後藤さんと過去にお仕事をさせていただいたことがあります。彼はムードメーカーであり、情熱的な方ですが、感情に流されず温和で交渉力のある方でもありました。友達の多い社交的な方でしたので、今きっと彼に関わった多くの人が彼のために祈りをささげていることと思います。

彼がどのような理由で現地に赴いたのかわかりませんが、私は彼が本当にイスラムの国々の現実をジャーナリストとして知らせたく、その仕事をしていたことを知っています。そして、日本の多くのメジャーなニュース番組は、自社のスタッフを現地に行かせることができず、彼らのようなフリーのジャーナリストに恩恵を受け、リスクを回避してきたことも事実です。

ご家族のみなさまのためにも、後藤さんが私の所属するNGOのために協力してくださった事実を書き留めておきたいと思います。

私が後藤さんと一緒に仕事をしたのは2007年から2009年の終わりの3年間でした。

当時TOKYO FMと私が所属するジョイセフ、後藤さんの会社であるインデペンデント・プレスの三者でレインボープロジェクトというアフガニスタンの青空教室の子どもたちにクレヨンを支援するプロジェクトをやっていて、そのプロジェクトで集められたクレヨンをアフガニスタンに送る活動をしていました。
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その時後藤さんは、自分が取材で見てきたアフガニスタンの子どもたちの厳しい実情をもっと日本人に知ってもらいたい、そして多くの支援を集めたいという熱い想いのもと、インデペンデント・プレスとしてイベントの企画運営にプロボノのような形で携わってくださいました。


彼がアフガニスタンで撮影した映像を上映し、日本全国から集まったクレヨンでアフガニスタンの子どもたちが書いた絵を都心のアートギャラリーやお台場のショッピングモール、表参道の国連大学で展示しました。
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後藤さんは、右派、左派にこだわらず、また自分の業界であるメディアだけでなく、国連機関、政府機関、企業、市民団体、アーティストに個人的なネットワークを持っていました。「外務省とアフガニスタン大使館にイベントの後援になってもらわない?外務省に知り合いがいるからお願いしてみるよ」彼の提案どおりイベントは両者の後援のものとなりました。著名なグラフィックデザイナーさんと知り合いだからイベントのポスターを作ってもらおうと提案してくださり、デザイナーさんの無償協力を得て、アフガニスタンの子ども達の絵を使ったコラージュによるポスターやTシャツなどのキャンペーングッズが作られました。


フットワーク軽く、個人的なネットワークを駆使して自ら営業に回り、私も一緒に品川や表参道を回らせていただきました。どうしても調整がつかなかった、と言って、企画会議に小さいお子さんを連れてくることもありました。インデペンデントプレスに何か収入があるイベントではありませんでしたので、彼を動かすその熱意が純粋に出会ったアフガニスタンの子どもたちへの約束の気持ちであることはよくわかりました。
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彼の努力でいくつかの企業が協力してくださったり、メディアージュの会場の無償提供があり、国連人口基金が運営メンバーに加わりました。2009年には「世界人口デー」記念特別展示「アフガニスタンのお母さん」を開催。紀子さまが展示を見にいらしてその様子がNHKで放送されました。展示は、第51 回全国カタログ・ポスター展経済産業省商務情報政策局長賞を受賞しました。(国連人口基金プレスリリース

国連大学の前の広場でコンサートが行われ、後藤さんがTOKYOFMのパーソナリティーと対談しアフガニスタンの実情を伝えた様子が全国のFMで流れました。廃油でろうそくを作っている方々の参加により、ろうそくも集めることとなり、電気がない地域の子どもたちにクレヨンとともにろうそくも送りました。
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TOKYO FMには僅か2週間で、1500人以上のリスナーが参加、ダンボール箱で200箱以上、1万セットの文房具、画材が寄せられました。(TOKYO FM リリース)

後藤さんの力でNGOの私たちだけではできない、多くの一般の人を巻き込んだ素晴らしいキャンペーンになりました。

クレヨンとろうそくを送ったアフガニスタンの団体には後藤さんの拘束のことを伝えました。彼らも後藤さんに祈りをささげてくださるそうです。

多くの人が後藤さんに助けられ、日本、そして世界から今多くの祈りがささげられています。後藤さんの無事の帰還を心よりお祈りしています。

***

追記
この記事を書きながら、ほかにも私と同じことを思っている記者がいたことを知りました。無断で転載をお許しください。
「温和ながら熱かった後藤健二さん 思い起こされるアフガンの子供たちへの想い」(Yahooニュース)

皆さまの祈りが届きますように。
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by joi-waka | 2015-01-23 13:06 | 世界の仲間たち
ワシントンDCのインターンシップ事情
いつの間にか11月も終わりをつげようとしています。あっという間にもうすぐクリスマスですね。
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9月のインドも含めると約3カ月、ホテルやウィークリー物件、誰かの家を転々として落ち着きのない生活をしてきましたが、ようやく明後日、東京の自分のベッドに戻ることができます。

ワシントンDCでのことはなかなかブログに掲載する時間がなく、書き溜めているものの、タイミングを逃してしまった話がいくつかあります。まとめて載せると長くなってしまうのでどうしたものかと思案中。今見るとたいした内容でもないのでパソコンに保存しとくことにしようかと考えています。

いくつか書き溜めたものの中で、インターンのことを今日のブログにしたいと思います。

ワシントンDCのホワイトリボン・アライアンスのオフィスで一番印象に残っているのは有能なインターンたちの活躍です。

ホワイトリボン・アライアンスでは専門家向けのワークショップを定期的に開催していますが、11月中にあった専門家を対象にしたワークショップの運営はリマという研究職のスタッフが何人かのインターンを使って行っていました。インターンの中で中心として活躍したのがエリザベス。エリザベスは春に大学卒業しインターンをしていましたが、12月からモバイルアプリの会社に就職が決まっています。

エリザベス
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ワシントンD.C.はインターンで成り立つ街と言われるだけのことはあり、どの企業、機関にもたくさんのインターンがいます。ほとんど無給で労働力を提供するインターンは今のような不況時には数が増えるそうです。アメリカの歴史上、一番有名なインターンといえばホワイトハウス・インターンのモニカ・ルインスキーではないかと思いますが、当時の彼女のようにアメリカンドリームを夢見てたくさんの若い大学生がアメリカ全土から集まります。夏にワシントンD.C.に来るインターンは2万人、うち6000人が連邦議会で無給で働いているそうです。
http://www.politico.com/news/stories/0709/24883.html


インターンシップはアメリカの就職活動にとってはなくてはならない過程なので、無給でも若い有能な人材が労働力を惜しみなく提供し、正社員以上に熱心に働いています。それが労働力の搾取だという意見も多くあり、昨年インターンに最低賃金を払うべきという法律もできましたが、企業の社長や管理職が昔インターンを無給でやって育って来た人たちばかりなので、「私たちがやってきたのだから」となかなかその姿勢を変えないようです。

エリザベスに、将来どんなことをしたいの?と聞いたら、「いろいろやってみて、一番自分に合う仕事を見つけたい」と。アメリカ人らしい答えだなーと思いました。彼女にはこれからいくつかの会社を転々としてキャリアアップしていく長い道のりがあるんですよね。いつか一緒に仕事ができる日が来るといいなあ。

リマとエリザベスと3人でワークショップ打ち上げ飲み会。
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私もかつて、今の分野で働くために半年間の無給インターンシップを某機関でこなしました。当時は日々の生活を支えるためにアルバイトと掛け持ちでとても大変で、なんでここまでしてインターンをしているのか、と疑問に思うことさえありましたが今考えるとあのインターンがなければジョイセフとの出会いもなかったわけで、やっぱりやってよかったと思います。

先週、その時のインターンの同期、たまきさんと8年ぶりの再開を果たしました。
二人でスミソニアン博物館で一番新しい、アメリカンインディアン博物館を見て、その後ワシントンモニュメント、ジェファーソン記念館を見て回りました。

ジェファーソン記念館
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今たまきさんはボルチモアにあるジョンスホプキンズ大学でマラリアの研究をしているそうです。インターン当時、私は妊産婦保健のシンポジウムの事務局を担当していて、彼女はマラリアの蚊帳、オリセットネットの発表イベントを手がけていました。私はそのシンポジウムのパネリストだったジョイセフと出会い、今の職場に就職しましたが、彼女は マラリアの研究をし研究者の道を歩み始めたそうです。インターンシップって結構将来に影響するものなんだねえ、と私が言うと、自分の好きなことをやるからじゃない?とたまきさん。お互い、好きなことを職業にできていることに本当に感謝です。だからこそ頑張らなければね、とお互いに堅い約束、またいつか会える日まで!

たまきさんと私
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さて、ところで、話は突然変わりますが、今私はロンドンに戻ってきています。格安の往復チケットだったので一旦ロンドンに戻らないといけなかったのです。せっかくロンドンに戻ってきたので、ロンドンでいくつかのミーティングを設定し、ホワイトリボン・アライアンスのオフィスにも戻りました。ケイティはウガンダに出張中だけど残りのみんなはいつもどおり元気でした。ジェイムスとマーブ、ジェニーの三人でいつもの仕事の後の飲みに出かけました。やっぱり私はロンドンのアフターファイブが好きだなー。

久々のジェームス、ジェニー、マーブ@Henrietta Ludgateのファッションショー
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ロンドンの街は一挙にクリスマスモード。
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↓帰ったら何食べよかなー↓
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by joi-waka | 2011-11-29 11:07 | 世界の仲間たち
無事生まれておめでとう。
今日のワシントンDCは雨。
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そしてまた一歳、年を重ねてしまいました。アメリカの東海岸まで逃げたおかげで14時間ほど誕生日が遅れてやってきましたが、逃げきれるわけでもなく。。

誕生日は今年こそ大切な人と過ごすのだとロマンチックなことを考えていましたがやっぱり今年も海外で過ごしてしまいました。。もしかして誰にも祝ってもらえないかも知れないという恐怖から無意識にそうしてしまうのかも知れないですね。毎年違う場所で過ごすので、それはそれで思い出深いけれど、一緒にお祝いする人がそばにいないのはやっぱり寂しいなあ。

気の毒に思ってか二シェルが仲の良いスタッフを集めて職場での誕生日パーティーを開催してくれました。私はここに少しの間しかいないのに本当に優しい人たちだなー。(T T) ハッピーバースデーを歌ってビールと赤ワインで乾杯しました。
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みんなからのバースデーカード。なぜか東京の同僚たちを思い出してしまってジョイセフが恋しくなりました(; ;)
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そしてメールやその他のメディアを使ってメッセージを送ってくださったみなさまありがとうございました。特に今年はすごーく愛がこもったメッセージをいただきました♥
本当に嬉しかったです。ありがとー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

夜は理事のテレサがクリスティンと私をディナーに誘ってくれました。エチオピア料理のレストランで店内のお客さんも北アフリカ系の人たちばかりでした。「誕生日なんだから何でも好きなものを注文して」とテレサが言ったけど、エチオピア料理は初めて。よくわからないので結局全てテレサが注文しました。

テレサ(左)とクリスティン(右)
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エチオピア料理が大好きなのだ、と顔を真っ赤にしながら激辛ペーストを大量に付けて食べるテレサは、昔エチオピアに住んでいたことがあります。テレサがちょうどエチオピアにいた1990年代後半にエリトリアとの戦争が悪化、人道支援チームの助産師だったテレサは他の医療スタッフとともに軍に誘拐され、怪我をした兵士の治療に強制的に携わることになりました。

「誘拐された時は恐怖だったけど、彼らの目的は医療で私たちを傷つけるよいなことはしなかった。全てが終わったら、私たちをスーダンに運んで戻って行った。」とテレサ。そんな酷い目にあっても、その国が好きで、その土地の食べ物が大好きで、いつかその土地に平和が訪れるように、と支援を続けている。なんだか想像を絶する世界です。「カンボジアに赴任した時が一番辛かった。当時まだ多くのポルポト派が残っていて、治療する私たちのすぐそばで人が殺されていて、生きた心地がしなかった。」

彼女のように長年紛争地で助産師をしていた人が、今途上国の妊産婦の支援をしているのはきっと私なんかとは全然違うレベルの理由があるのだと思います。きっと、危険にさらされ多くの死を目の当たりにしながらも、日々出産を介助し、女性たちの束の間の笑顔に安らぎを感じ、一方で助けられるはずの女性や新生児を目の前で失う経験をしてきたのだと思います。私には想像することしかできません。

そうそう、出産と言えば、先日のブログで紹介したニューヨークの友人、キムから無事男の子が生まれたと連絡がありました。誕生日は11月18日11:34。3370gで母子とも健康。子どもの名前はジェイムス・アンソニー。嬉しいニュースのおかげでとっても素敵な誕生日なりました。

しかも今日はちょうど世界銀行の広報官のカロラインさんと打ち合わせがあって、安全な出産のための保健システムについて話をしてきたところでした。出産において保健システムがいかに大事かということをわかりやすく説明する動画を作ったのだそうです。途上国では、キムとジェイムスのように幸せなお産を実現するシステムを作るまでまだまだ長い道のりがあるなと感じさせらる動画です。

「Meet Maya(マヤちゃんのこと)」



世界銀行@ワシントンD.C.
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ジェイムスも無事生まれたし、キムも無事産んだし、テレサ紛争地での出産の話を聞きながら、特別な誕生日だなと思ったのでした。

来年こそはロマンチックなバースデー
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by joi-waka | 2011-11-22 15:10 | 世界の仲間たち
コンサバなアメリカとリベラルなアメリカ
今日は一日ワークショップに参加して、夜は事務局長のベツィのボジョレーヌーボーパーティに招待されました。ワークショップは出産における妊婦のケアについてでしたが、かなり細かい話になるので、今度書きます。

さて、ホームパーティということで、行く途中でワインと食糧をスーパーで購入。長い列を待ってようやくレジに行きつき、会計を済ませたら、いつものあの質問。。。 「Can I see your ID? (ID見せてくれない?)」

はぁ~。別にハタチに見えるわけじゃなく、35歳以下はみんな聞かれると聞いてから断然モチベーションが落ちた私。だいたい、スーパーで毎回大事なパスポート出してたら危険でしょうがない。本当にこの町は不便&理不尽な街ですね。アメリカのコンサバさもたいがいにしてほしいですわ。
まあ、それでもなんとかワインと食糧を入手し、大人のパーティへ繰り出したのでした。

ベツィ宅
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パーティの招待客はスポーツバーで知り合った飲み仲間だそうです。ボジョレーヌーボー解禁で集まっているというのに、パーティの話題は次のクリスマスパーティを誰の家でいつやるか。日程でもめましたが結局12月30日になったみたい。私もいれば参加したいんだけど、そのころは九州の実家で餅つきでもしている頃かなあ。
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そしてその次の話題は正月休みをどこに行くか。女性はみんなでメキシコに行くらしく、誰がチケットを取るか、ホテルはどれぐらいのランクにするかで盛り上がっていました。グループの中の一人が35歳になるのでそれをお祝いするのだそう。アメリカでは節目の誕生日に同性のグループで海外旅行に行くことがよくあるそうですが、特に結婚するとその傾向が強くなるそうです。


他にもいろいろな話題が展開しましたが、「またこの話題か!」と呆れたのが「ペンステイト」。最近どこに行って、どのチャンネルをつけても、どの新聞を開いてもその話題ばかり。ペンステイトはアメフトの超名門大学、ペンシルバニア州立大学のことですが、そこの超有名コーチ(サブコーチ)が自分で立ち上げた子ども支援団体に所属する10歳程度の少年たちに15年もの間性行為を強要していたというニュース。CNNですらここ2週間ほど延々とこのニュースを伝えています。少年たちは皆貧しい家庭環境に育ち、この支援団体にチャンスを与えてもらっていることもあり15年間誰も口を開かなかったそうです。ペンステイトのアメフトチームは大学に毎年5000万ドル(約40億円)の収入をもたらしていたため大学側も事実を知りながら目をつぶっていたと。

New York Times "Penn State Sex Abuse 2011"
http://topics.nytimes.com/top/reference/timestopics/organizations/p/pennsylvania_state_university/index.html

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パーティでは「僕は報道を信じないね。」「いやあれは有罪だよ」などとディベートに発展。
この話題がパーティ会場やお茶の間を賑わすたびに、アメリカ人のアメフトに対する愛と嫉妬が見え隠れします。日本でいうところの相撲の八百長に似ていますが、八百長よりも信じがたい話ですね。


そうそう、パーティと言えば、先週末はオフィスで一番面倒を見てもらっている、デボラが自宅でウェルカムパーティーを催してくれて、デボラの友人たちがデボラ宅に集まりました。
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みんなデボラと同じく50歳前後。デボラの夫が世銀勤務なので、世銀や政府関係の仕事の方が多いようでした。どちらかというと、「ワカのウェルカム」を理由にしたいつもの親しい集まりという感じでしたが。。。デボラはお得意のグラージュというハンガリー料理を作ってくれ、赤ワインと何種類ものチーズと、本当においしいディナーでした。

デボラはほとんどこのオフィスにいないけどいるときはこんなかんじ↓
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デボラが「ワカ、ねえ、プレゼンで話した話をしてよ。すごいのよ、日本で色んな活動してるんだから彼女は。例えば。。。」と私の話しに尾ひれはひれを100倍ぐらい付けて話をしてくれたおかげで、ディナーの間中、「日本ではどうなんだい?」とか「日本だと何割ぐらいだろうか?」などとかDr. とかH.E.とか付きそうな人たちからいろいろ聞かれました。

あー日本の皆さまごめんなさい。もっと勉強しておくべきでした。しかももっとずっと前から。知ったかぶるほどの知識もないから、私の年齢は絶対に言わないでおこう、「こいつはまだ若造だからしょうがない」と思ってもらった方がまだ日本のみなさまに迷惑をかけない、などと思いつつワインを飲む。。。

ディナーの中盤で、やっぱりペンステイトのセックススキャンダルの話になりました。デボラの大学生になったばかりの娘、グレイス、その彼氏のジョウィも同席しているので、大丈夫かしらこの話題、とドキドキして聞いていると「でもアメフト部全体が知ってたんでしょ。なんで生徒は誰も警察に届けなかったのかしらね。」とグレイスもどんどん会話に参加。

アメリカにいると、コンサバなアメリカと大胆かつリベラルアメリカが交互に出てきて混乱します。相手がどう出るのかなかなか読めない。。このニュースに関する話題はユタ州やサウスダコタ州などの田舎ではどんな風に話されているんだろうな。


そしてついに話題はテレビニュースのセクハラから息子のセクハラ問題へ。

出席者のブライアンとマリア夫婦には10歳で5年生になる息子マテオがいます。そのマテオが先日学校でセクシャル・ハラスメントの注意を受け親が呼び出されたという話。理由は女の子に「ビッチ」と言ったのだそうです。ブライアンは「マテオが先生に注意された時泣いたと先生に言われたからほっとしているんだ。セクハラを認識していることが大切。」と。

小学校5年生はちょうど女の子の体が発達する時期で、男の子の照れから女の子にに対するからかいがあると。それは日本でもよく目にする光景ですが日本でそれを「セクシャル・ハラスメント」で注意するってあったりするのかな。日本ではまた違う注意の仕方をするんじゃないかしら。
「ほんと、女の子に対する接し方もだけど男の子への接し方もきちんとした対応を教えないと心配だわ。男の子同士だってセクハラになり得るじゃない最近は」とマリア。

パーティーの後半の話題はこれまた、50歳の誕生日をどう過ごすか、がメインでした。今年50になるブライアンは、デボラの夫、フランクなど仲のいい友人たちとカリフォルニア旅行を企画しているのだそう。ブライアンの妻マリアは「コールガールさえなければどんなに派手にやってもかまわないわよ、そしたら来年私も派手にやれるから」と。一方ブライアンは「軍備競争みたいなもんで終わりはないのよ。そしたら僕はもっと派手にしようかなってね。」と。

ちなみにデボラの50歳の誕生日は女友達とビーチリゾートでブイブイ言わせたんだとか。本当にその若さに驚いてしまいます。私もデボラのような年の取り方をしたい。

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ブライアンをデボラがこのウェルカムディナーに呼んだのには、仲がいい以外にもう一つ理由がありました。ブライアンはアメリカの銃規制を主導してきた運動家で、1993年に制定されたアメリカ初の銃規制法「ブレイディ法」にも長く関わった人なのだそうです。
分野は違いますが、民衆を動かし政府を動かすというアドボカシーのやり方を、私が今回の研修に参考にできるんじゃないかと思ったそうです。

彼らのやり方は連邦議員と州政府のキーパーソン一人ひとりに直接働きかけるという大変地道な作業でした。ブライアンは1980年代から運動をしてきて、ブレイディ法以外にもこれまでカリフォルニア、ニューヨーク、マサチューセッツ、イリノイなどの大都市のある州で銃規制を導入する成功を収めてきましたが、まだたくさんの州では何の登録もなくハンバーガーのように簡単に銃が購入できるそうです。

州をまたいで買い物に行けばいいだけなので、連邦政府がコントロールしないと意味がないんだよね、とブライアン。正しいとわかっていても、法律や政策を変えるというのは何十年もかかる作業なんですね。

そしてどうしても聞きたかったことを恥を忍んで聞いてしまいました。マイケル・ムーアと知り合いかどうか。ブライアンは「ボーリングフォー ・コロンバイン」の制作にも大きく携わって、マイケル・ムーアともかなり密に仕事をしたそうです。「素晴らしい監督だが、映画の一番重要な部分で合意できなかった」とブライアン。ま、それはかなりマニアックな話で、説明すると長くなるので、聞きたい人は個別に。

ボーリング・フォー・コロンバイン


お酒はなかなか買えないのに銃は簡単に買えちゃうアメリカ。小学校でセクハラで注意されるアメリカ。名門校で少年への性犯罪が横行し、それがお茶の間の話題になるアメリカ。やっぱり理解不能だなあ。

ボジョレーヌーボー解禁は単なる口実です。
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by joi-waka | 2011-11-18 15:48 | 世界の仲間たち
ワシントンD.C.ではハタチ??
ワシントンD.C.のホワイトリボン・アライアンス、グローバル事務局で一週間が立ちました。
オフィスはトーマスサークルの真ん前にある大きな大理石のビルの二階にあり、一階にはベルリッツとカフェとウェスティンホテルの入り口があります。

トーマスサークル
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各オフィサーは全員個室もしくはキュービックと言われるパーティションで区切られた空間で仕事をしていて、会議以外では誰とも会う機会がありません。どちらかと言うと、世銀か国連のオフィスのようなちょっと遊びのないオフィス環境となっています。
同じ団体なのにロンドンオフィスとここまで違うとは!と驚かされます。
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ワシントンD.C.本部は世界15カ国の支部と153カ国の加盟組織を取りまとめるグローバル事務局。常時20人ぐらいのスタッフでまわしているみたいですが各国の支部から頻繁にスタッフが来ているのでいつも知らない人が出入りしています。

若いスタッフは、先月私がロンドンオフィスにいたと知ると、「ロンドンオフィスってどんな感じなの?」「会議中にビール飲むって本当?」「電話会議の印象ではいつも楽しそうだけどやっぱり楽しい職場なのかしら」と聞いて来ます。

この質問に答えるのには多少苦労します。会議でビールは飲まないと思いますが、ロンドンのオシャレなスタジオ的オフィスの写真を見せたり、ケイティやジェイムスのヨーロピアンな働き方を知ったら、みんなきっとやる気が失せるでしょう。

だいたい、このでっかい大理石ビルの個室に一人でこもって仕事していたら、私なら気が狂います。在宅勤務が多いのもわかります。オフィスに来ても来なくても環境はほぼ同じだからです。メリットはプリンタが使えることぐらいかしら。

私の場合、他のスタッフと違ってこの三週間でできるだけ多くの情報を集めなければならないので、個室にこもるわけにはいきません。もうここには飲みに誘ってくれるジェームスやケイティも、ランチやカフェをアレンジしてくれるベニータもいない、一人で頑張らなければ!と積極的にみんなをランチに誘ったり、トイレやキッチン、事務用品室でできるだけ会う人に話しかけるようにしています。おかげでずいぶん度胸が付いた気がします。

職場でお世話になっているのは面倒見のいいデボラ。彼女は大学生の娘がいますが、根っからの運動家、超若々しい。デボラは閉所恐怖症なりたくない、という理由で在宅勤務で週に一回しかオフィスに来ませんが、いる時はいつも私のところに様子を見に来たり、相談にのったりしてくれます。次にお世話になっているのはベツィ。ベツィは私よりも若いのに世界15カ国の支部と152カ国の会員組織を束ねる本部の事務局長。仕事ではかなり厳しいけれど、プライベートは普通の優しい女性。忙しい合間を縫って、私の所に話をしに来てくれます。

会議はやはりロンドンと同じ電話会議。
在宅の人と、ロンドンオフィスや世界各国の支部をつないでやります。ロンドンでの電話会議の向こう側はこうなっていたんだ!とちょっと感動。同じ会議なのに参加している場所によって緊張感が全然違うんですね。


ワシントンD.C.オフィスの電話会議の様子。みんなでスクリーンを睨んで超真剣。
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電話会議の向こう側はきっと今もこんな感じ(ロンドンオフィス)

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さて、先日のハッピーアワーの複雑な体験もここでシェアしておかなければ。

ワシントンD.C.ではハッピーアワーというオフィス文化があるそうです。5-8時にバーでアルコールが安くなるという東京でもおなじみのシステムですが、東京と違うのはその利用の仕方。

職場で「今週木曜はハッピーアワーです。」というようなアナウンスがあり、みんなでバーに行き"socialize"するそうです。もしくは、ある企業が「○○企業のハッピーアワーを開催します。」とアナウンスすると関係企業や興味のある人が集まり、ネットワーキングするというケースもあるそう。バーは儲かり、会場代はタダ、双方win winなのだとか。政府機関や国際機関が集まるワシントンD.C.で盛んなオフィス文化だそうです。

木曜は若手スタッフの二シェルとモハメッドに誘われ国連協会のハッピーアワーへ。会場はカフェアジアという日本のビールを出しているバーでした。
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ここで大変複雑な体験をしました。バーでビールを頼んだら支払いの時に、ウェイトレスが生年月日のついているIDを見せなさいと。パスポートなんて持ち歩かないし。ウェイトレスが白人とか黒人ならまだしも明らかにアジア人、私の年齢がわからないはずがない。
だいたい私が20歳に見えますかいな(アメリカでは21歳から飲酒可能)、初めてビールが喉を通ってから干支が軽く一回りしちゃってますってば!と強気で「ID持ってません」と言ったらではビールは売れないと!!
いきなり目の前でキンキンに冷えたアムステルをジャバーッと流しにひっくり返えしました。

ビールがいきなり目の前から消えたショックと、エッ私まだハタチでいけちゃうっ?的な驚きとが複雑に混じり合って、ボーッとカウンターに突っ立っていると、モハメッドが「僕が二杯買うからあっちで待ってて」とカウンターに。あーここはもうロンドンでもニューヨークでもないのね、政府機関だらけの政都。もっと大人っぽく行動しなければ見くびられていいサービスを受けられないんだ!と心を引き締め、カウンターの方をみるとモハメッドが両手をあげて首をかしげている様子。残念そう戻ってきた彼は「友達に渡すのでしょう、ダメです。」と一杯しかもらえなかったと。「ソーダにする?」と二シェル。

「もうここまで屈辱的な経験をしたらビール以外は飲めない、私。。。」的な私の気持ちを悟ったモハメッドが「僕が急いで飲んでもう一杯注文するよ」と一気飲みを始める始末。あーイスラム教徒のモハメッドにビールの一気飲みをさせるなんて私ってば最悪。。。ま、ハタチに見られたということでよしとしますか。

などとこのブログを書いていたら私のFacebookを見たアメリカ人の友人が、「カリフォルニアでも同じ。IDがないとアルコール買えないよ。35歳以下なら絶対聞かれるよ。」と。。。なーんだ私がハタチに見えるとか夢のような話じゃないわけね。じゃあビールは飲めないし若く見られたわけでもないし、いいことなかったわけね。。

二シェルとモハメッド
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そしてハタチな(?)私
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さて気を取り直して、住んでいるところの話も少しだけ。

実は今、マリーランドのモンゴメリー郡でホームステイ中。ニューヨークで法外なホテル代を払わされた私を心配し、デボラが安いホームステイを紹介してくれました。私は「この歳でホームステイはちょっと。。。」と自分で安い物件を見つけましたが、クリスティン(私の住居及び職場環境担当)がそのエリアは「危険地帯」だと。
かつて私はその「危険地帯」に住んでいたことがあります。12年も前のことなので今はまた違うのかも知れませんがそんなに外からみるほど治安の悪い場所ではなかったような。

でもクリスティンに、以前その「危険地帯」に住んでいあたことがあるとはさすがに言うことができず、ホームステイに収まることになりました。

ホームステイ先は、ケア・インターナショナルに勤めるドルカスと小学二年生のアイーシャの家です。ワシントンD.C.から地下鉄とバスで一時間ぐらいの高級住宅地にあります。どの家も立派ですが、ドルカスの家もアイーシャと二人で住むには大きすぎる家です。キッチン、バスルーム、リビング、ベッドルームが全てそろった半地下を全部貸してもらっています。
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ドルカスとの出会いはこの私の二ヶ月の研修の中で一番重要なものとなりそうです。彼女は私がこの二ヶ月で学んでいることに全然違った視点を加えてくれようとしています。
でもその話はとーっても長くなるのでまた今度!

ドルカスとアイーシャ
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お酒は21歳から。
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by joi-waka | 2011-11-13 04:25 | 世界の仲間たち
ニューヨークでのすばらしい出会い。
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濃密なソーホーでの一週間を過ごし今日は土曜日。

正直、1週間で一年分の経験をしたような感じです。もちろん憧れのジルと一緒に時間を過ごせたことも嬉しかったけど、オフィスのスタッフが本当に素晴らしかった!ジルやWomen Deliverに惹かれて集まったスタッフは、弁護士、元記者、ITエンジニア(しかもMicrosoftの第一線にいたらしい)、医者、カウンセラー、将棋で言えば駒が全部金、銀、飛車、角になったような感じ。無敵です。
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特に私の担当のベニータが素晴らしい人で、彼女との出会いはこの研修の一番の収穫です。彼女はインド系アメリカ人。元ホワイトハウスの記者だった彼女はこの分野で働くためコロンビア大学の院に入り直し、公衆衛生でマスターを取得。現在はWomen Deliverのマレーシア会議チームのマネージャーです。

ベニータ(一番左)とその部下たち、と私。
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彼女は私がこの一週間、あらゆるチャンスに恵まれるように様々なミーティングを調整してくれました。彼女のおかげで、グローバル・ヘルス・ストラテジーとのアポまで取ることができ、副社長から前回の会議の成果と次回の会議へのプランについて直々にプレゼンをしてもらいました。

グローバルヘルスストラテジーは国際保健分野のPR会社↓
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副社長ヘザー・アンダーソンから直々のプレゼン↓
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ベニータは調整したフォーマルなミーティングの合間にも毎日私がランチを違う人と食べ、午後はまた違う人とカフェに行くように調整してくれ、またディナーも毎日誘ってくれました。アポが取れた人たちは、ベニータの指示どおり私に惜しみなく情報や経験をシェアしてくれました。ディナーでは、ジルやその他私がミーティングをした人たちのことを詳しく教えてくれ、わからなかった部分の質問に丁寧に答えてくれました。なんで私にそこまでしてくれるの?と聞いたら、「日本に行くのは高いでしょ。あなたから学ぶチャンスなのよ。」と。なんてへりくだったそして思いやりのある言葉!!そしてなんて効率的!部下がアジアでの会議の企画にアジア人からのアイデアを取り入れられるようにという戦略。(とは言え日本人の私はアジアを代表する視点を必ずしも持ち得ていない。。汗)

前回のD.C.会議でロジを担当したジョアナとクリスティンとのランチ
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前回のD.C.会議のプレス対応を担当したジャンとのカフェ
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私がベニータを好きなもう一つの理由は、すごいおしゃれが好きなこと。ベニータは夕食に私を誘っておきながら、小一時間ほどソーホーのウィンドウショッピングに連れ回しました。「このお店は最近流行ってるフランスのブランドで」「このお店はイスラエル」「このブランドはあなたにぜったいピッタリよ」。。。ファッションブランドのことなら何時間でも喋るみたいです。ベニータは私より3つ年上ですが、そのファッションのこだわりのせいか昨日までずっと5歳ぐらい年下なのではと思っていました。
「最初はスタッフが思い通り動いてくれなくて、なんでかわからなかったけど、年齢を言ったらその日から何だか仕事がしやすいの。若く見られるのは悪くないんだけど。」

土日も何か一緒にしましょうと誘ってくれたけど、さすがにそこまでお世話になるわけにはいかないのと、ニューヨークの友人達にも挨拶をしたいのでお断りしました。そしたら私の友人の住所から行き方を全て調べ、その近くにどんな観光スポットがあるか教えてくれ、「何か問題があったらいつでも駆けつけるから携帯に連絡する様に!」と何度も。日本語が通じるなら「ベニータ姉さん!」とすがりつきたくなるところです。ベニータが日本に来たら色んなところに連れて行ってあげたいな。彼女の場合、表参道と代官山は必須だろうな。

ベニータの次にお世話になったのが、リンジーとマデリーン。ホテル、ミュージカル、レストラン、ジャズ、私の仕事以外の夜の部を全部サポートしてくれました。おかげで、ロンドンと同様かなり社交的な日々を過ごしましたが、決定的に違うのは、仕事帰りのアルコール。ニューヨーカーはかなりの確立でワイン。ロンドンのように仕事帰りにパブに行くのではなく、おしゃれなレストランやバーに行くみたいです。それはWomen Deliverのオフィスがソーホーにあるせいかもしれませんが。ウォールストリートならきっと会社帰りのビールを立ち飲みするサラリーマンを見るのかも。一つだけ明らかなのはニューヨークの女子は幸いにもロンドンのようにジョッキビールをつまみ無しで飲み干すみたいなことはしないということです。

マデリーン(左)とリンジーと(右)のディナー。タイムズスクエア近くのSardi’sで。
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ミュージカル「メンフィス」はマデリーンのチョイス。すばらしかった!
(昨年のトニー賞受賞作品。ニューヨークに行く人にぜひお勧め!)
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リンジーとマデリーンはいわゆるWomen Deliverの「若手」。超高いヒールでコツコツと歩くリンジーはマンハッタンに住んでいて、毎日超おしゃれをして、ランチは同僚と有名オーガニックレストランに行く、いわゆる「セックスアンドザシティ」タイプ。スニーカーとジーンズでニコニコかわいい好奇心旺盛なマデリーンはD.C.で在宅勤務。たまたまニューヨークに今週だけ来ていて、日本人の訪問が面白そうだからアテンドに加わったのだと。驚いたのは、彼女の在宅勤務の理由。「彼氏がD.C.に家を買って、一緒に住むことにしたから。」
ロンドン以上に在宅勤務のカルチャーが発展しているみたいです。

二人はことあるごとに、「ねえ、ワカ。どうにかして私たちも日本に行きたいの。」と私に相談して来ます。日本に来たらうちに泊まりなさい、一番クールなクラブに連れていくから、とは言ったものの、うちのあの超狭いワンルームに二人も泊まれるか?ニューヨークよりクールなクラブなんて日本にあるのかな。この一ヶ月、同じことを何人に約束してしまったんだっけ。

まいっか。

ニューヨークは今週末ニューヨークマラソンなのだそう。

おかげで、今週はホテルが一番安くて1泊500ドル。もちろんそんな金額一週間も払ったら一ヶ月のホテル代があっという間になくなってしまいます。ユースホステルにでも泊るかと頭を抱えていたら、ホワイトリボンアライアンスのD.C.オフィスがニューヨークで在宅勤務しているスタッフのうちに3日泊れると。ありがたい!!

スタッフ名前はタマラ。彼女が洞爺湖サミットの際に来日した時私がアテンドしたこともあって、引き受けてくれたみたいです。タマラがニューヨークで在宅勤務をしている理由は彼氏のマイクとある日突然「ニューヨークに住みたくない?」っていうノリなったんだそうです。当時、ミネアポリスから在宅勤務しているスタッフがいたから、ニューヨークならミネアポリスよりは近い、と言うことで上司を説得したそう。ちなみにマイクはニューヨークに移住するためにわざわざニューヨーク州の弁護士資格を取りなおしたんだそうです。

泊まらせてもらった上にディナーをご馳走になった私。。。

ディナーを作ってくれたマイク(左)と手伝うタマラ(右)
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一昨日からはマンハッタンのホテルに泊まってます。朝ごはんなしのワンルームで友人の会員証の割引を使って、それでも450ドル。(涙)
マラソン好きでもないのに、他の参加者や観光客と同じように高い金額を払うなんて最悪です! (T_T) 
でもポジティブに考えてみれば、滅多にない機会かも。日曜日、時間があったらマラソンみてみようと思います。ワシントンD.C.への電車に乗り遅れない程度に。

今日は今から大学時代の友人に会いに行きます。某銀行の副社長ですが、妊娠9ヶ月で昨日から産休中。予定日が11月11日なんだそうです。日本ならとっくに産休に入ってるはずですが。
もし11時11分に生まれたら、11.11.11.11.11だから楽しみなんだとか。
仕事帰りに出産祝いプレゼントを買いました。気に入ってくれるかな

最後にジルとのツーショット。
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by joi-waka | 2011-11-06 03:44 | 世界の仲間たち
憧れのジル・シェフィールド!
ところ変わってニューヨーク。

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今週いっぱいはマンハッタンのSOHOエリアにあるwomen Deliverという国際会議の事務局にいます。
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昨日は初日でしたが興奮と感動の一日でした。

憧れのジル・シェフィールドが直接出迎えてくれて、私一人のために自ら作り上げて来た国際会議「Women Deliver」の歴史について一時間もプレゼンをしてくださいました!! (ことをがどんなに光栄なことかきっとマニアックすぎて伝わらないと思いますが。。)

さらにマニアックな自慢話ですが、私はジルに2010年のワシントンD.C.で握手しています!でも彼女はもちろん覚えていないだろうけど、あの時この人のようになりたい!!と細胞の一個一個がプチプチと弾けたのを思い出します。

証拠写真がWomen Deliverのサイトに↓ (©Sam Hurd/ Women Deliver)
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私一人がこの幸運な機会に恵まれるなんてジョイセフのみんなに本当に申し訳ない!と思いつつも、早くみんなに会ってこの興奮を共有したい!という気持ちでいっぱいです。

プレゼンではどうやって妊産婦保健を国際的な潮流に仕立て上げたか、WHOとの裏話、どうやって2007年のロンドン会議が実現したか、ワシントンD.C.会議の秘話、それまでの妊産婦保健の失敗談、などなど、この分野の人が聞けば誰でも興奮する話をしてくれました。

何かコメントはと聞かれたので、いかに2007年のロンドン会議が従来の国際会議とは違ってファッショナブルでかっこよかったか、時の英国首相ゴードン・ブラウンのスピーチがいかにポイントをついていて素晴らしかったか、妊産婦保健や性の問題、女性の権利の問題が隅に置かれることなく、皆が語り始めた時代の変化の時にいることを肌で感じたこと、2010年のワシントンD.C.会議はもっとかっこよくおしゃれでもっと驚きだったこと、大好きなCNNのアナウンサー、クリスチャン・アーマンプールのファシリテーションに感動したこと、時代を飾った女性大統領、女性首相たちが女性としての意外な素顔を見せたのが面白かったこと、ハンス・ロスリング博士のコメディを見ているようなプレゼン、医学雑誌ランセットのリチャード・ホートン編集長によるテレビのトークショーを見ているかのような伝統的助産師に関するディベート、メリンダ・ゲイツのランチでの支援額の発表、TIMEマガジンの特集記事に感動したこと、私がこの一年women Deliverに抱いていた恋心を一気に息つく暇なく話しました。

《過去のWomen Deliver のブログ記事》
オープニングプレナリー
http://joiwaka.exblog.jp/14550373/
ハンス・ロスリング博士のプレゼン
http://joiwaka.exblog.jp/14565253/
リチャード・ホートン編集長のセッション
http://joiwaka.exblog.jp/14582186/

ジルは「だからこそ2013年のマレーシア会議は相当頑張らなければならないのよ。」と。国際社会のWomen Deliverへの期待がこの過去の二回の会議で盛り上がっているからだそうです。クアラルンプールの会議場のパンフレットも見せてもらいました。すごい未来を見るような大きなコンベンションセンターでした。第三回のマレーシア大会では妊産婦保健を環境問題と同じレベルまで持っていく!という意気込みが感じられます。まだ開催まで一年以上あるというのにアメリカの大手メディアで特集記事が組まれるみたいです。

会議の予算は全てゲイツ財団が出すそうです。ジルに電話があって、いくらぐらい必要か聞かれたので数字を出したら、「ジル、僕らはもっと出す気でいるんだよ」と言われ向こうから出された数字を聞いて驚いたと。女性の問題が他の国際問題と同じくらい重要になって来ているということなんだと思います。

Women Deliverはマンハッタン、SOHOのど真ん中。きらびやかなファッションブランド店の立ち並ぶブロードウェイにあります。
ジルの国際会議の方針は、「誰よりも一番おしゃれでかっこよく、最先端でトップクオリティなければならない。」オフィスのロケーションもギャラリーのような内装からも、その方針が伺えます。
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ジルは私が日本でどんな存在かどんな仕事をしているか全く知らないのに、「ジョイセフ」という看板だけで信用し、全ての時間と知識とエネルギーを私に注いでくれています。昨日の一時間のプレゼンに加え今日も一時間のプレゼン。そして彼女が出る全てのミーティングに私を呼んでくれます。

テレビ局ABCの電話インタビューに答えるジルと立ち会うリンジー↓
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ジョイセフに働いていてよかった!と心から思いました。手前味噌なことを書きますが、ジョイセフは日本より欧米での信用度が高いようです。それは先輩方のこれまでの40年以上のグローバルなネットワーキングの賜物です。それをペーペーの私が享受してしまっていいのかしら。とにかく本当にラッキーです。

マニアックな話なのでわかりにくいと思いますが、わかりやすく言うと、俳優なりたい人が渡辺謙に演技を指導してもらったとか、サッカー好きな人がジダンと一緒にサッカーをしてドイツ大会の頭突きの秘話を聞いた、とか、そんな感じです。

ところで2013年のマレーシア大会ですが、またもや超大物ハリウッドスターと超大物政治家が登場するみたいです。まだ内緒ですが。今回は参加者5000人を見越しているのだそうです。
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さてところで今日はちょっと厳しい経験もしました。008.gif

Women Deliverのスタッフに対し私が日本でやっている活動の紹介プレゼンをしたのですが、オーディエンスからかなり厳しいツッコミが入りました。

私が、日本では伝統的な文化の影響があり公共の場で性に関する話をするのが難しい、性の問題をどう広報していくか試行錯誤していると説明したときのこと。一人の女性がそんなはずはないと。日本はポルノ大国で電車の中でも街中でも日中でもセックスに関する情報を目にすることができる。私は日本に行ってそのひどさにビックリしたんだ、と。高校生が売春しているという話も聞いたと。

-- 確かにそうです。でも、女性が社会の中でセクシャルなイメージの対象であることと、伝統的であることは相反しないんです。セックスについて話せないけど、アクセスは簡単にできるんです。間違った情報は蔓延するけど、正しい情報は恥ずかしがって手に取らないんです。--

んー、説明が難しい。私が「伝統的」という言葉を使ったのが間違いだったのかな。きっと、イスラムとかカトリックみたいな「伝統的」を想像しちゃったんだろうな。一生懸命限られた語彙で説明する私をサポートする意見も飛び交うけれど、ちょっと違うんだよね、あーもどかしい、と思っている間に時間が来て議論は中断。

ここにいるうちにうまく説明する方法を考えないとな。

さて、今夜はウェルカムディナーとブロードウェイショー「メンフィス」を用意してくれているとのこと。私を誰だと思っているのかな。誰か重要な人と間違われてないよね。何も誤解がないことを祈りつつ楽しみです!(^-^)/

今週の私のスケジュールだそう。↓ 金曜日Free?
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by joi-waka | 2011-11-03 06:07 | 世界の仲間たち
ロンドンのオフィス文化② ペットあり、ベビーあり!?
ポートベロ・マーケットが開かれる金曜日。ノッティングヒルがにわかに観光地に早変わり。

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このオフィスが入っているビルの一階はポートベロ・スタジオと言いますが、実は有名脚本家、リチャード・カーティスのオフィスだと最近知りました。
リチャード・カーティス(ウィキペディア)


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リチャード・カーティス自体は知りませんでしたが、彼の作品を聞いてびっくり。「Mr.ビーン」「ブリジット・ジョーンズの日記」「ノッティング・ヒルの恋人」「ラブ・アクチャリー」。私が知っているイギリス映画のほとんどは彼の作品だったようです。今年の彼の作品はスピルバーグ監督とタッグを組んだ「戦火の馬(War Horse)」だそうで、まだまだ現役とのこと。

そんなすごい人が下の階にいるなんて3週間も気づきませんでした。どうしてこんな素敵なロケーションにNGOがあるんだろうと不思議でなりませんでしたが、リチャード・カーティスの妻エマ・フロイト(かの心理学者フロイトのひ孫)がホワイトリボン・アライアンスのパトロンで、場所もタダで貸してくれているのだそうです。

なんだかいろいろスケールが大きい話でびっくりしますねー。

それにしてもポートベロ・マーケットのど真ん中で「ノッティング・ヒルの恋人」が生まれたのだとすると、あの話は結構リアルな話なのかも。私もどっかでハリウッドスターにばったり会ったりしないかな。いやいや、ハリウッドスターと恋に落ちたいとかいつもの身の程知らずな話じゃなくてジョイセフのパトロンになってもらってオシャレなオフィスを提供してもらえないかなと。(^_^;)

因みにセーブザチルドレン・インターナショナルの本部はナショナル・ギャラリーのビルの中にあります。ロンドンに観光したことがある人なら一度は行ったことがあるであろう、バッキンガム宮殿の入り口とトラファルガー広場の前にあるあの美術館です。
日本で言うなら皇居前の日本郵船ビルぐらいの勢い。本当にNGOのステイタスの違いに驚きますね。
テナント料はこちらはさすがにタダじゃないだろうな。どうなんだろ。

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ところで、前回ロンドンの在宅勤務の話を書きましたが、今日はオフィスの犬と赤ちゃんの話。

今私がいるオフィスにはスタッフの飼い犬がいますが、どうやら犬がいるオフィスはそうめずらしくないようです。
犬をオフィスにつれてくることでスタッフのストレスが解消されるという理論があり、何年か前にアメリカやイギリスではやり始めたのだそうです。

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オフィスのストレスを軽減させる犬:NY Times
http://www.nytimes.com/2007/03/11/business/yourmoney/11wcol.html?_r=1&adxnnl=1&oref=slogin&adxnnlx=1191471297-ul9thJT4p6IB7FVSON1/Pw

なんでオフィスに犬が必要か。
http://www.stressbusting.co.uk/articles/dogs-in-offices/

イギリスではこの理論に基づき、犬が小学校を訪れるというシステムも導入されているとか。子どもが動物を思いやるようになり、ペットになれるというのも一つの利点だそう。

私は犬にどうしても慣れなくて、どっちかというと怖いと思ってしまうのですが、ここのオフィスの犬は超かわいい。(すみません詳しくないので種類はわかりません)ぜんぜんほえないし、時々私の足元に来てクンクンとしてすぐいなくなります。なんかストレスが解消されるのはちょっとわかる気がします。
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さて、犬はまだわかりますが、すごいのが赤ちゃん。
そう多くはありませんが、このビルの他の階や、外部の会議で赤ちゃんや子どもをまれに見ることがあります。イギリスではchild friendly policy/ family friendly policyという制度があり、何か理由がある場合は職場に子どもをを連れてきていいのだそうです。

理由というのは、パートナーが急に出張になってとか、ベビーシッターが急に来れなくなったとか、どこかに近くに連れていくついでにとか、そういう理由だそうです。

そのために、雇用主は職場にchild friendlyな環境を作らなければなりません。例えば授乳室や託児所などです。中小企業にとってはかなり厳しい制度のようですが、結果的に従業員が休まずに働けるので生産性は上がるのだとか。

この制度のおかげで育休が短くて良いという意見もあるよう。(NYTimes)
http://www.nytimes.com/2009/01/04/jobs/04babies.html?8dpc

イギリスではNGOも積極的にこの制度を導入。例えばOXFAM↓
http://www.oxfam.org.uk/get_involved/work_with_us/uk_based_roles.html

火曜日のイギリス議会下院で行われた国会議員の会合にオブザーバーとして参加した時に、前に座っている人が子どもを連れていてびっくりしました。後でわかったのですが、彼女はオブザーバーではなく会議の主催者でした。子どもは退屈だったに違いないけれどね。

一番手前の女性が幼児を連れている主催者↓
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本当にイギリスのオフィス文化おそるべし。

ところで、先月のインドでの世界人口70億人同行取材がニュースとして流れることになりました。
明日(日本だともう今日かな)29日土曜日よる18:10からのNHK総合テレビ「海外ネットワーク」です。私は見れないんですが、見れる人はぜひ見てね。

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by joi-waka | 2011-10-29 09:03 | 世界の仲間たち
ロンドンのオフィス文化:在宅勤務
今週やっと雨が降りだし、いつものロンドンらしさをとりもどしています。私のにわか晴れ女パワーも異常気象もやっぱりロンドンの雨空には勝てなかったわけです。

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さて先々週、ロンドンの社会人は同僚も友達も家族もひっくるめて交流するっていう内容のことを書きましたが、そのすぐ後にその文化を象徴するニュースがイギリスを駆け巡りました!
http://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-15300751

防衛大臣リアム・フォックスの辞任のニュース。なんとその理由が過去18回の海外出張に友人を連れていっていたと!!!その旅費はどっから出たんだとイギリス中を騒がせました。この友人、フォックス氏のかつてのフラットメイト(共同生活をしていた)で結婚式の友人代表も務めた方とのこと。フォックス氏は辞任のスピーチで、公私混同したことを反省しつつも何も悪いことはしていないと開き直ってました。(汗)

私もかつて某ドイツ企業の友達の海外出張についていったことがあります。ヨーロッパ人はよく海外出張先でホリデーを取るからです。ヨーロッパって自由だな~とつくづく感じたものです。もちろん、旅費は自分で払いましたけどね。

そうそう自由な働き方と言えば、IPPFの中村さんに会ったことも書かなければ。

ジョイセフはIPPFという巨大な国際NGOとパートナーシップで仕事をしていますが、IPPFの本部はロンドンにあります。主に、性に関する健康と権利を推進している団体で世界180カ国以上に加盟組織を持つ赤十字に次いで世界二位の規模を誇っており、日本政府もODAを拠出しています。

IPPFはロンドンブリッジ駅の近くのとてもひっそりとした裏通りにありました。先日のキャス・キッドソンの本社もそうでしたが、ロンドンのオフィスビルは看板がない、もしくは目立たなくて本当に探すのに苦労します。
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日本人スタッフの中村さんと待ち合わせをして、中を案内してもらい、ランチをご馳走になりました。

中村さんはバースというところに住んでいますが、在宅勤務で週に3日だけロンドンに泊まってオフィスで仕事をしているそうです。先日のキャスキッドソンといい、ホワイトリボンアライアンスといい、ロンドンではどの人に会っても地方に住んで在宅勤務をしているので本当に驚きます。

オフィスに戻ってジェームスに聞いたら、イギリスの法律では雇用主は労働者が週に何日か在宅勤務を望んだ場合断ることができないのだそうです。もちろん、出勤しなければならない例外の業種(金融や小売など)もあるそうですが。

先日ブログで紹介した外務省員アンドリューも、彼が前いた部署ではコンウォールから週2日で出勤していた人がいたと言ってました。
そう言えばイギリス人の友達が九州の実家に遊びにきた時に、週末だけこっちに住んで東京で勤務したら?と言っていて、何の冗談かとおもったけれど、今考えたら冗談じゃなかったのかもな。

実際に統計によると現在イギリスの約5割の企業が在宅勤務を認めているそうです。また、今年に入って政府は来年のロンドンオリンピックでの混乱を避けるため極力在宅勤務をするようにロンドンの企業に呼びかけているとのことです。

80年代に同制度を導入した ブリティッシュ・テレコムによると生産性は20%上がり、病欠も減ったのだそう。

イギリスの在宅勤務制度に関する記事
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-11879241

この国で在宅勤務制度が重要なもう一つ理由は、オフィスがヨーロッパ中に散らばっていることが多いからだそう。極端な話、週に何日かロンドンオフィス、何日かパリオフィス、週末はベルリンの自宅へということもあるのだと。相当出張費に余裕がある企業の話だとは思いますが。グローバル企業ともなればロンドンオフィス勤務で上司はニューヨークにいたり、チームが上海にいたりもするのだと。

このような勤務系体が成り立つ鍵は電話会議です。在宅勤務者がteleworkerと呼ばれるのはそのためです。ロンドンでは今のところどのオフィス行っても電話会議の設備を使っているのを見ます。電話のスピーカー設定と同じですが、電話よりもクリアに聞こえます。参加者は自宅もしくは出張先、海外のオフィスなどから参加します。日本でも海外に進出している企業は頻繁に使っているみたいです。

ですから会議の予定にはいつもwhere(場所)がtelephone conferenceとかskypeと書かれています。

ロンドン⇔ワシントンD.C.+自宅作業者の電話会議の様子。真ん中の黒い機械から参加者の声が聞こえる。
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オフィスではD.C.との時差がすぐにわかるようになっている。
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ではオフィスの自分の席に電話がかかってきた場合はどうなるかというと、何回かなってそのまま自宅もしくは携帯に転送設定するのだそう。そうすれば在宅勤務も可能になるわけです。

ヨーロッパでの在宅勤務制度の流れは今やアメリカにも押し寄せているそうでアメリカ議会は在宅勤務推進法案(Telework Enhancement Act)を可決したばかりだとか。ヨーロッパ→アメリカとくれば、日本に来るのも時間の問題ですね。

既に日本でも在宅勤務制度を取り入れている企業は結構あるみたいですね。
最近だと全日空が週一の在宅勤務制度を始めたのだそう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20111025/371341/

明日は時間があればオフィスの赤ちゃんと犬の話を書きたいと思います。お楽しみに!
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在宅勤務はちょっとさみしいような。。。
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by joi-waka | 2011-10-28 09:08 | 世界の仲間たち
週末と会議とプレゼン
アンドリューとのランチと、サラとキャメロンとの週末ことを書くのを忘れてました。

友人のアンドリューは英国外務省員です。今何を担当しているのか聞いたら、なんとアゼルバイジャン語のクラスに通っているのだとのこと。来年の3月からアゼルバイジャン大使館に異動になるので、そのために今年の5月から9ヶ月間毎日午前中アゼルバイジャン語の授業で午後は自習。なんて優雅な職業!さすが、世界最大の帝国の歴史を持つ外交だけあって税金の使い方が大胆です。

ランチはパブフード、チリコンカリ
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日本の外交官もこんな機会に恵まれているのかしら。多分9ヶ月っていうのはないだろうな。どっちかと言うと、行って覚えなさいって感じかもな。

アンドリューはかつて日本で仕事をしていたことがあります。私がイギリスの職場の自由さとワークライフバランスの徹底ぶりに驚いている話をしたら、日本は確かに仕事中心だからね、と言ってました。「イギリスの職場は日本のようにストレスがないような気がする」という私の意見には「職場のストレスは日本んもイギリスも同じだと思うよ。」とのこと。でもアンドリュー曰く「日本は無駄なストレスが多いんだよね。」だって。

確かにね。形にこだわるとか根回しとか気を使うことがいろいろあるからねー。

ちなみに、ロンドンでは今のところ、どの会議でも席が自由。日本のように上座、下座がなく、時々先方と席が混じったりもします。
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私が一番苦手だと感じるのは、会議の前の「スモールトーク」と呼ばれる儀式。部屋に入るとまずそれぞれが握手をして自己紹介し、立ったまま適当な日常会話をします。天気がどうとか、仕事がどうとか、たわいもない話で交流を深めます。一瞬だけのことですがどうやらこの第一印象よくするためにとっても大事らしい。これはかなり慣れるまで時間がかかりそう。何を話していいかさっぱりわからないし、どう締めくくるのかもいいのかもよくわかりません。日本なら名刺交換して着席すれば済むので、日本式の方が楽かも。


名刺交換もないので会う人会う人の名前とスペルを集めるのも大変。たいがいファーストネームで呼び合うので会議室に二人以上クリスティンやジェームスがいるとわけわからなくなります。ところでアンドリューによるとイギリスでは大使でもファーストネームで呼ぶんだって。「ボスニア担当だった時、ボスニア大使のことをマイケルって呼んでたよ。日本ではありえないよね。」とアンドリュー。


ところで話は変わりますが、先週はジョイセフのアーティスト、Atsushiに出国直前に出された宿題、「ロンドンではアートに触れなきゃダメっすよ。」のため、サラとサラのパートナー、キャメロンとアートな週末を過ごしました。
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Atushiに「やっぱテイトモダンだわよね、行くなら」と言ったら「いやテイトモダンは王道すぎますよ」と言っていたので、キャメロンにマニアックなとこをと頼んだらサーパンタインがいいと。毎年ハイドパークで夏の間だけ展示されるサーパンタインというアート建築。サーパンタインとはハイドパークを流れる小川ですがそのそばに毎年違う建築家が公園を利用して建築物を作り、一般公開されます。今年のテーマは「平穏」。なんだか日本の合掌造りを思わせるような形で、中にお花畑が広がっていてワインを飲むことができるすごく落ち着く空間でした。

サーパンタイン
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よし、Atsushiへの報告もこれで完了。あ、ギャラリーでお土産も買ってきてと言っていたな。忘れてました。

その後はキャメロンおすすめのA&Vのカフェへ。最近改装されてできたそうですが美術館の古い建築をうまく利用していてまるで中世舞台にした映画の中にいるようでした。
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さて今週のプレゼンはどうだったかというと、ボロボロの英語のわりにはまあまあの評価でした。ネイティブスピーカーじゃない分、ちょっとハードル下げてくれてるのかな。著名人サミットの案にはたくさんの建設的なコメントをもらい、だんだん内容が洗練されてきています。
プレゼンの仕方もフィードバックも日本と全然違って面白かったです。その話はまた今度。それにしても、そろそろ心臓に毛が生えそうです。。。(^_^;)



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by joi-waka | 2011-10-22 00:49 | 世界の仲間たち